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- 3DCGs -


FORTISSIMO


fortissimoI

説明


ハンドガン、のような形状をした物体。
全長約750mm、推定重量4000g超、およそ70口径。
この時点でハンドガンと呼べるシロモノではない。

金属の塊にしか見えないその銃身は、
圧倒的な重量から来る抜群の安定感を誇る反面、
重すぎてまともに構えられないという構造的欠陥を併せ持つ。

さすがに総重量が気になったのか、グリップ部は中空構造で
木目調コーティングが施されたプラスチックとなっており、
そのスベスベした感触は、見た目以上に手に馴染まない。

またグリップの軽量化により、もともと前のめりなバランスが
さらに悪化してるのだが、今更どうしようもない。

その真っ平らなボディにはサイトの類が一切存在せず、
他にもセーフティにトリガーガード、挙げ句ハンマーさえも
備えていないという、大胆かつ何か間違ったフォルムをもつ。

即ち、命中率は使用者のセンスと腕力次第で大きく変動する。

弾丸はカートリッジと一体で、一発ごとにカートリッジごと取り替える。
カートリッジ内には弾丸と炸薬、点火プラグとバッテリーが仕込まれ、
つまり本体は、カートリッジに点火するだけの装置と言えなくもない。

また構造が至って単純なため、機械的なトラブルは少ない。
ところが、接触不良や電池切れなど電気的トラブルが多く、
静電気による暴発も多く、取り扱いには注意が必要である。



結論。

銃器というより、鈍器じゃないかな、コレ。




順>路